2018年11月23日

里山関が引退されました


大相撲の力士、里山さんを初めて知ったのは
新十両に上がった2006年初場所の事。
ちょうどその前後に奄美大島出身の方と知り合い
奄美出身の力士と言う事で注目をしたら
長い事相撲を見ていても、今までに見たことのない取り口の相撲で一目で引きつけられて、すっかりとりこに。

他の力士だったらすぐに叩かれそうな位、頭を下げての立ち合い。
相手が引けばしめたもの、と押し出し
受ければ潜って下手投げ
どんな不利な体勢になっても最後まであきらめない
こんなに面白い相撲を取るお相撲さんがいたのか、と
初場所が終わった時にはもうmixiの里山コミュを立ち上げていました。

mixiコミュは里山さんの知り合いを中心に人が集まり、
やがて里山さんの耳にも入り
あの一人で熱中して応援している人は誰なんだ?と

当時、やはりmixiを通じて相撲の浮世絵や絵番付を制作されている木下大門さんと知り合い
大門さんが里山さんに「あなたを応援している絵描きの知り合いがいるよ」と伝えて下さり
2007年の2月に大門さんの紹介で里山さんにお会いしました。

その直後の場所に里山さんは豪栄道を破り十両優勝、
5月には新入幕。
ですが真っ直ぐしか当たらない里山さんの立ち合いは
入幕場所7勝8敗でしたが二場所目は2勝13敗。

そんな折、里山さんから「いつも応援してもらっているので今度飲みに行きましょう」とお誘いの言葉。
相撲の通り、真面目で実直、
「みんな僕に変化しろって言うんですけど、変化はしないです」と話されていました。
僕が誘ったんですから〜、とおごって頂きました。

幕内に入れば最軽量を記録する体で
最後まで初心の通りの相撲を見せてくれました。
あの体で相撲を続けるには誰の教えでもなく
自分のやり方でしか通用しなかったと思います。
そしてそのやり方で14年間、37歳まで現役で続けてこられた姿には
最後まで勇気づけられました。

里山さんには2013年の結婚式にも招待して頂き
現役力士だらけの夢の様な披露宴も体験しました。
必ず幕に戻ります、と言って
2014年に現在も記録が残る37場所ぶりの幕内復帰を果たしました。

奄美出身の方なので
九州場所でどの地位で戻るかといつも気にしておられ
昨年、幕下で九州場所を迎え
おそらく今年の九州場所、関取で場所を迎える事を目標とされていたのかもしれません。
体はとっくにぼろぼろでしょう。
惜しくも叶わず、幕下9枚目で迎えた今場所
3連敗からの3連勝で迎えた今日、
琴乃若の息子さんの琴鎌谷との対戦で白星を上げ
最後の勝ち越しを九州で収め
引退を決意されました。

本当に長い間ありがとうございました。

wakui1.jpg
(写真は2004年2月13日)
posted by えかきさる at 22:41| Comment(0) | お相撲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする