乾いた風景が一面キラキラした雨上がりの風景に。
大きな水たまりが出来る訳でもなく、少し温度が下がったハバナを再び一路コッペリアへ。
映画を観たのは私だけだったので一人で行ったけど
子供がどうしても行きたい、と。
到着は夕方の4時、雨上がりで人も少ないかと思いきや
近づくにつれものすごい人ごみ、コッペリアを囲むように大きな賑わい。
朝と同じく短めの列に並び出す。
所がこの列、朝で分かっていたはずなのだけど
外のテラス席の列だった。
テラスは映画のまさに舞台となった場所で大人気。
屋内の方が5〜6倍のスペースがあるので
長蛇の列は結構な早さで人が入っていく。
なのにこちらは1時間ほどしてようやく半分進んだ、と言うくらい。
列の前にいた老夫婦は私に託した後、1時間ほど時間を潰して戻ってきた。
戻って来ると近くにいる売り子からお菓子を買って「これをアイスにつけるとおいしいよ」と渡してくれた。
子供にも気を使っていろいろと話しかけてくれて
炎天下の中長い時間を過ごし、それでは、とお礼に絵を描き始めました。
今度はようやく!墨の道具が揃いました。
思わぬ展開に大喜びのご夫婦、
列のすぐ後ろのご婦人も子供にずいぶん気を使ってくれたのでお礼に一枚、
そして写真を取ってくれた女性も、待ちかねていたようなのでお礼に描かせていただきました。
友達同士でふざけ合いながら喜んでもらいました。
気付けば1時間半以上、ずーっと同じ場所にいた10人ほどが顔を見合わせ何かの連帯感につつまれる瞬間。
みんなが知り合いになった様な不思議な瞬間でした。
最初のご夫婦とはテーブルもご一緒させていただき
キューバの事や、ご家族の事、田舎に行った方がいいよ〜〜なんて話をしてくれました(all スペイン語…)。
長い長い待ち時間だったけど
最後に楽しいひと時をくれて二度目のコッペリアを去りました。